日々淡々

2017年4月〜

6/4

真昼野に見つけ泣きたい夏蜜柑 サングラス似合う郵便配達員 理科室のメトロノームへ月明かり

しくみ

新学期マンホールから逃げられる じゃんけんで鬼を呼べる子花に傷 印象派一粒が春 風集う 吐く夢を見た 泉には天ひとつ 坐禅くむだんだん増えていく蜆 オクラ茹であらゆる君と暮らしをり 空き瓶の用途君しか知らぬ夏 枇杷の種だろうか神様だろうか 夕焼けに…

《ビール》

今日は30℃近くまで気温が上がり、たまに吹く風が心地よかった。夜には止んでしまったけれど……。こんな暑い日にはビールだろうが未だに好きじゃない。年をとればだんだん良さがわかるようになると聞いていたけど、まだ全然だ。 真夏には無性に飲みたくなるこ…

5/10

わたしより可愛い服を着てわたし せがまれてパフェの苺を君に刺す

5/8

許される眠りにいつも沈丁花 短夜を跨ぐ煙草の二、三本

5/6

鳥帰るあゝ東雲の湧き上がる

5/4

もう一度産声あげて春の雷 蟇他人の空にある夕べ 缶チューハイ酔ったふりですホウセンカ

5/2

春光やホットケーキにふかぶかと 抱き合えば人の形に春過ぎて ピアニカのまぬけに高く夏近し 初夏のキスより軽いハーモニカ

5/1

無邪気だと言わせておけば花椿 春闘や紫煙は空(くう)を漂って 筍や歯に柔らかき陽があたる 晩春に鯖寿司持たされ帰る道 沈丁手少し乾いた毬寿司 先日亡くなったおじさんのお葬式が今日あった。父方のお母さんの弟。つまりお婆ちゃんの弟。昔は良くしてもらっ…

4/29

青葉風サンドウィッチのこぼれゆく 菜種梅雨温め直すナポリタン 春光や片手に重いアメリカンドック スイートピー古墳にひとつロールパン 初夏の噛めば噛むほどオムライス モダン焼左を向けば遠花火 胃に落ちて夕焼けだったかモダン焼き

4/1 四月馬鹿大袋回し

二番ならむしろ良いよねつばくらめ 空測りかねひたすらに巻くサザエ 嘘つきは紫雲英に沈め沈め沈め →嘘つきと紫雲英畑でキスをする 呼び捨てにしないさせない望潮 光る窓遠くのカエルまで生活 蜆汁昨日の足音までフェイク 順番にキャベツになって昼寝かな 泣…